4年越しのお便り/羅針盤のさす方向
- カトウ
- 7月15日
- 読了時間: 3分
更新日:7月25日

先日、4年ぶりのクライアントさんが来てくださいました。
「文字でもよかったのかもしれないけど、どうしても直接お会いして伝えたかったんです」
そんなふうに、お聞かせくださった、インナーチャイルドセッションの“その後”
Nさんは、4年前に一度だけセッションをされた方。
その後、どんなふうに過ごされていたんだろう?
ちょっとドキドキしながら、お話をうかがいました。
Nさんの子ども時代には、複雑な家庭環境がありました。
異母兄弟や親が別宅に暮らし、ご自身は正式な家族という枠から外れた立場で育ったそうです。
そんな中、家族との関係性に悩みを抱えて生きてきた、と話してくださいました。
4年前の主訴は「疎外感」と「孤独感」でしたが
セッション後、思いがけない展開があったそうです。
セッションから数ヶ月後、ある出来事が起きました。
思い切って、一番近しい姉弟に連絡を取りました。
その後、他の異母兄弟たちとも連絡を取り合い、解決策の提案をしました。
みんなで協力しながら進めるうちに、子ども時代からのわだかまりが、ふと溶けて
「ちゃんと血がつながってる人が、いたんだな」そう思えました。
タイミングよく流れが変わったとき、Nさんはその風にふわっと乗って、自己表現をし始めました。
その裏には、大きな勇気がありました。
裁判所に出向いたり、ずっと避けていた地元に足を運んだり。
その選択がどれだけ重たいものであったか、子ども時代の背景があればこそ、伝わってくるものがありました。
最終的にその体験は、Nさんにとっての福音になったのだと思います。
来てくださったこと、その後のことを教えてくださったことが、本当にありがたかったです。
私はたくさんの方にお会いして、お話を聞いて、セラピーをしているけれど、その『後』のことを知る機会は、実はあまり多くありません。
元気になったなら、もう振り向かなくていい。
後日談をすべて知りたいわけじゃない。
でも時々、LINEなどでふと、ご報告くださる方もいて
「知りたいわけじゃない」と言いながら、そういうお便りはすごく嬉しくて。
直接聞けた良いニュースって、こんなにも心に響くんだな、って。
可能性が低いことほど、起こると嬉しいものです。
この仕事をしていてよかった。
そう思えた、ある夏の日の出来事でした。
そしてNさんは、少しずつ「生きる計画」に近づいているようにも見えました。
あなたの人生の羅針盤は、どの方向をさしているのでしょうか。
今、流れにひょいっと乗れていますか?
流れに乗るには、まずは心の古傷を癒やしてから。
そして『ブループリント※』は、ヒプノセラピーでも知ることができます。
※ 魂がこの世に生まれる前に、人生の目的や経験、学びなどを設計した計画のこと
インドに行ってアガスティアの葉を探すのもいいし
サイキッカーにリーディングしてもらうのも面白い。
でも、「なんか気になってきたな」と思ったときには
いつでもここでお待ちしています。