先日、久々に会った友人がこんなことを話していた。
私は母親がいなかったから
教えてくれる人もいなかったから
いろんなことを知らなくて、世間知らずなんだよね。
学校が「お子さんはこうだ」と言えば真に受けて
そうだと信じ込んで子どもを怒った。
今となっては「これがこの子の個性」と思えるのに。
私は母親がいたけれど、友人と同じく自分を世間知らずだと思っている。
母親からの干渉はあったけど、教えてもらった記憶は殆どない。
世間知らずじゃない大人がいるのなら、会ってみたいよ。
育ちは違えど多分、大多数の大人はそうなんじゃないのかな。
怒って、子どもの心に傷を残して。
でも、時間はもう戻らない。
そのときに戻るチャンスがあったとしたら、学んだことを元に心構えができるから
「学校側の言っていることが全てではないのでは?」
きっと、そう思えるだろう。
「今から子どもを生んでやり直そう」という選択肢もあるかもしれない。
でも、次に生まれてくる子どもは性格も全然違うし、性別も違うかもしれない。
その子に起こるパターンを知らないから、結局は判断を誤る。
前もってわかることなど何もなく、間違えて、悶絶しながら学習する。
同じことは二度起こらない。
やり直しもできない。
いいことも、わるいことも、みんな。
たまにカウンセリング中に、こういう話になる。
「あの頃に戻りたい」
「もう一度やりなおせたなら」
失敗から学べるものならそうしたいと思うのは、そうかもしれない。
でも、二度めにうまくやるっていうのは、不可能なんだよ。
同じシチュエーションは二度とこないから
「今度はうまくやろう」って思うけど、できないんだ。
って、カウンセリングではっきり言うことはないけれど。
でも少なくとも、ウン十年生きてきたよねぇ?
途中で気づいたり、賢くなったりした自分もちゃんといるからね。
やっちまったね。
やっちゃって、何か気づいた?
これからどう生きていこうか。
その問いを繰り返しながら
もしうまくいったら、そのときは喜んで生きていけたらいいんじゃないのかな。
「同じことは二度起こらない」ってのがまず前提。
そして、一つ一つの出来事が自分にとってのケーススタディ。
そういう心構えをしながら日々淡々と生きていくっていうのは
正直キツい!!(´;ω;`)
だから、なるだけ自分がご機嫌でいられるように
一緒に考えましょう^_^