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執筆者の写真カトウ

全て思うようになるならば、この世はいらない・その1

更新日:2022年11月18日



長く通ってくださっているクライアントさんの中には


自分の持つ世界観に悩む方もいる



「他人に話してもなかなか理解されにくい」


そういった孤独さを抱え



「人に話したらヘンだと思われてしまう」


「言ったところでわかってはもらえない」



でもどうしても「それが自分」というのも知っていて


そんな自分を信じて生きたい



だけど、なんか疑っちゃう


それが自分とわかっているのに葛藤するし、考えすぎる



しまいには、わけがわからなくなり


不安に苛まれ、心配だらけになる




人って、多面的な生きものだから


掘り下げたら、いろんな自分が見えてくる





今回は、クライアントのEさんのことを


ちょっと書いてみようと思う




Eさんは以前、前世退行が始まりで


それ以来、通ってくださっている方



体験した前世は、おそらく290年ほど前の日本


前世は男性の僧侶、でも今の人生は女性



前世の僧侶は


”自らの命を仏に還すため土に入る”という選択をし、亡くなった人



昔、疫病や飢えに苦しむ人々を救うべく


僧侶が死を前提に土中に埋まるという苦行が行われていた時代があった



今はもちろんそういった行為は禁じられているけれど


当時は究極の修行だったんだと思う



セッション中の対話で、僧侶はこう言った


「前世で遂げられなかった"生き抜く"ことを

Eさんと共にしていきたい」


それは、Eさんと前世の自分との約束事になった



その後、Eさんは

様々な形で自問自答を繰り返してきた


そして自己の理解が進む中


無意識のうちに蓋をしてきた感情が浮上してきた



それは、「生き抜く」それとは真逆の

「今の私がいなくなればいい」と思う自分



「ドロップアウトする」⇔「生き抜く」

この真逆の考えが、常に自分の中に二つあり


一方は、細かい心配や不安を抱えているし

一方は、生き抜くと約束しているし


どちらの言い分もわかることから


Eさんは、どうしたらいいのかわからなくなってしまった




次の記事で、このときのセッションを


フィクション形式で紹介しようと思う



前世の人格とのサブパーソナリティセッション


ガイド役の前世の僧侶からのメッセージ






どんな人も

内面から向けられる自分に対しての言葉は


優しくもあり、厳しくもあり


他人のどんな言葉よりも励まされ


どんな素晴らしい格言よりも腑に落ちる



次回は、その2


書き上がるまで少々お待ちを☺


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