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執筆者の写真カトウ

思うところの大間違い



「人って追い込まれると強いんだな」

と思った出来事が最近あって


そのことを書いてみようと思う

私の知人二人、のお話


この知人たちは

年齢も環境も性格も全然違う


けれど

長年ストーキングされているという共通点があった


人気者だよね、と笑って話すも

本人たちは内心たまったもんじゃなく


日々の恐怖から

どちらも数年間怯えて生きていた


このふたつの案件は

警察もアテにできない範疇のもので


「思い違いだよ」

「考えすぎ」

「気にしなきゃいいじゃない」


そう言われてしまえばお終いで


私はずっと、話を聞くしかできず

非力な自分が嫌になることもあった



だけど、この春あっさり二人とも

それぞれの答えを自力で出した


タイミングがやってくれば

扉って開くんだな


ためてためてためて

反動がつくほど強いエネルギーで開いた扉は


もしかしたら粉々に壊れてしまって

もう閉まらないのかもしれない


「言えた」

「人に頼ってばかりでなく自分でやらなきゃ」


何があったかはちょっと書けないけど

ともかく勇気を出した、とだけ


上から目線でものを言えば

「賞賛に値する行動」


間もなく粘着質から解放されるんじゃないか

そんな予感



「できない」が自分の正解だった

そういう思い込みから解放されて


別の答えがあったと知る



今まで言ってきたこと、やってきたこと

疑うことなく堂々とやってきたことが

実は大間違いだったと知る


「そうだったのか」と思った瞬間


そう生きてきた自分にびっくりしたり

恥かしさもよぎったり


間違った答えを

正解だと信じて疑わなかった自分は


あと何ヶ月か、何年かしたら

かわいく思えるのかな


大体にして

自分の思ってる大間違いは

他人から見たらどうでもいいことだったりするしね


恥ずかしいとか

正しい・正しくないとか

思ってるのって、実は自分だけ



同じ時期に、ぜんぜん接点のない二人が

似たようなことになっていて


なんだか面白いな、と思った



今出た新しい答えは

果たして本当の自分の正解か


これを問いながら

まだまだ生きていく


きれいごとと言われようが何しようが

許し合える世界に少しでも近づくのが

私のしたいこと


だけど私もまだ

自分の本当の答えは見つかってないし知らない


そして、今の私の思いは

盛大に間違っているのかもしれない



それでも、どうか健やかに

また笑って会えますように

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