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  • 執筆者の写真カトウ

時代のハザマ


先日、実家の墓じまいに立ち会った


一年前は、墓じまいの運びになるなんて

親族の誰もが思ってもいなかったと思う


何でも進むときはサクサクと

転がるように進むもので


そして

墓前で行った”魂抜き”といわれる法要も

正味20分くらいだろうか

思っていたよりあっさり終わった


時間は短かったものの

読経が始まると気持ちが引き締まる


しっかりお見送りするイメージをもって


長らく私の心の支えとなっていた

”ご先祖さま”の証は


菩提寺の敷地内にある

永代供養塔へとお引越しした



法要に参加したのは高齢の両親と

私と兄弟姉妹、甥っ子の計7名


内々の法要だったけれど


久々にこの面子で集まれたことを

一人一人が喜んだ


そしてきっと、皆の心は

今まで感じたことのない『軽さ』を体験した



決して『お墓』や『檀家』というシステムが

悪かったわけではない


だけど、漠然と誰もが『重さ』を感じていた



ご先祖さまという絶対的な存在は

墓石という物質がなくても

一人一人の心にちゃんと生きている


そう信じる心が皆にあった


なるべくしてなったことなのかもしれない



その日の朝は吹雪だった


でも法要が始まる直前

日が差し、朝の景色とは一変した



美しい光の中行われた


風の時代元年

時代のハザマの出来事


土の時代に

「こうしたい」と思っていても叶わなかったことが

これから多分、どんどん叶っていく


良いことも、そうでないことも



皆さま、今年はどんな一年でしたか?


いつか、お会いしたときにでも

またはLINEやメールなどでも


お聞かせいただけると嬉しいです

激動の一年でしたから、ね(;^ω^)

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