自分の秘密がバレるのを一番待っていたのは
実は自分なのかもしれない。
社交辞令とか
外向きの顔とか
本当はやりたくなかったけれど
やらないと生きていけない
そう思ってやっているうちに
他人を騙すことへの罪悪感も薄れ
嘘を本当と思い込み
素直になる ということを忘れて
正直とか純粋とか
そういうことを見つめられる心の状態ではなくなって
元々の自分がわからなくなり
この現実は疎ましいのに
そう思うことも自分に許さず
他人を羨み
他人が自分を羨むことを望み
それに理屈をつけ言い訳しているけれど
単純に、ただ愛されたいだけ。
それも、とても切実に。
はじめての「できた!」を
「えらいね」
って褒めてもらった日のように。
ほんの少し、自分に関心を向けてほしかった
幼稚な自分
それを見せないようにするため
どこかで道を間違った。
それも危ない綱渡りで。
そしてはるか遠くに来てしまった気がしている。
でも、その道は、きっと間違っていない。
どこに向かっているのかはわからないけど
軌道修正、かけながら進んでいる。
「愛されたい」って
歳を重ねるほど、恥ずかしくて言えない。
だいたいにして「愛」とか、むずがゆくてかなわない。
でも、それを本当は見つけてほしい
バレてしまったほうが楽になる
生きるからくり
自分のネタバレ
手に負えないこと、やってきたよね???
本当の自分はそれを知ってる
みたいだよ。
春、もうすぐですね。