転がる石に苔は生えぬ
- カトウ

- 9月10日
- 読了時間: 2分
更新日:9月19日

耳障りはいいけど、とってもタチが悪い
「本当は悪い人ではないんですよ」
一見、大人のやり方。
でもこの言葉からわかるのは、歪んだ関係性。
実は表面上、仲たがいしていないだけ。
悪い人じゃないと思わせる相手に原因があるのか
いさかいを避けようと空気を読む自分に原因があるのか。
多分、どっちもなんだろうね。
どちらにも歪みがある。
「相手は変わらない」
何を読んでもそう書いてある。
見て知っているから、頭でっかちになる。
「人それぞれですから」
その言葉に、ずっと丸め込まれてきてはいないか?
あなたの心は、そんな簡単に済ませられるようなものなのか?
目に見えない侵略に対抗できる自分になるには、どうしたらいいのか?
怒っていい。
嫌なことは嫌でいい。
最初は表し方がわからなくても、回を重ねたらできるようになる。
心を、誰かに引き渡すような真似をしてはならない。
転がる石に苔は生えない。
転がらなくなれば、苔が生える。
「悪い人ではない」「人それぞれ」
転がりそうになったら「現状維持で」
そうやって、踏ん張る。
そう言って、苔むしていく。
踏ん張らずに、流れに身を任せるのもいいんじゃないか。
まっすぐ表したら、まっすぐ転がっていくんだよ。
転がり続けたら、意外と面白いところに行けるのかもしれない。
いさかいを避けてきて、結局はぐちゃぐちゃになる。
そのやり方でずっと上手くいかなかったのなら、やめたほうがいい。
もうしがみつかないで。
もう手放して。
何に執着しているの?
バウンダリーだよ。
あなたは元々美しく光る石。
じめじめしている場合じゃない。
「転がる石に苔は生えぬ」
日本とイギリスでは「飽き性で定着しない」というネガティブな解釈
アメリカでは「活動的で古臭いものを寄せつけず停滞知らず」というポジティブな解釈
Japan・UK方式と、USA方式、あなたはどちらを選ぶのか。
軽くなるのは、後者のほう。
この解釈次第で、世界は二分化していく。
それが昨今起こっている現象なんだと思う。
現状維持に執着し崩壊していく派
流れに身を任せ新しい景色を見ていく派。
どっちも大変だけど
やったことがないなら、やってみてもいいのでは?


