※この物語は、サブパーソナリティ、前世退行複合セッションを元にしたフィクションです。
男運がなく、男性から大切に扱われたことがない。
本命ではなく、遊び相手にされることばかり。
婚活パーティー、結婚相談所、いろいろチャレンジしたけれど上手くいかない。
「女性としての価値がない」
そんなふうに、自分をゴミクズみたいに思っている自分がいる。
「無駄」という諦め、でも本当は、自分を愛してくれる人に出会いたい。
市松模様の派手な廊下を歩いて行くと、奥に真っ赤なドアがあった。
ドアを開けると安っぽい部屋、そこに傷だらけの若い女性がいた。
女性は、手足を鎖で縛り付けられている。
傷だらけの女性はこう言った。
単純に、男の人に殴られるのが好き。
殴られてるときの自分は、サイコーに可愛がられている気がするの。
殴られると、痛い。
でも、「痛い」を上回るものがあるの。
殴られてるときに、男の人の目には自分しか写ってないでしょう?
男の人に100%注目されてる、その感覚あってがやめられない。
注目されることが好き。
注目されることが私にとって重要なことなの。
私と本人の趣味がちょっと違うのは知っているけどね。
でも、私なんかを大切にしてくれる人、いるのかな。
私は男の人に殴られる仕事をしていて、体中傷だらけ。
顔には青アザ、体中に切り傷、消えない傷跡がたくさん残ってる。
醜いの。
だから、まともな男の人は、私に見向きもしないんじゃないかな。
もし普通に自分を愛してくれる人がいたとしたら
「傷つけられたい」なんて思わない。
傷つけられるような、ヘンなこともしない。
結婚相談所、婚活パーティー、出合い系、ネット、居酒屋
そういうところには、絶対に良い出会いはない。
夜とか、暗い中とか、顔の見えない中で活動をしている人たち、みんなヤバいからね。
昼間の、明るい時間帯のイベントがいい。
明るい目的を持って活動している人たちの集まるところに行って。
そういうところに積極的に行くことがないでしょう?
明るいところで活動している人たちは、自分とは無縁だと思っているでしょう?
「まともな人と自分とは無縁」
そう思ったことは、過去にいっぱいある。
この出来事に関連した前世にナビゲートするから、ついてきて。
前世退行「傷の誇り・その2」に続く