カトウ2016年10月1日読了時間: 3分フリー・ステージ※この物語は前世退行、胎内退行を元にしたフィクションです。 昔、ドーバー海峡あたりで起きた出来事。 ドレスの裾を両手で持ち上げ、砂浜をハイヒールで歩く女性がいた。 金色の長い髪をボリュームいっぱいに編み込み、豪華なアクセサリーを身につけている。 イヤだ。 全部取りたい。...
カトウ2016年8月31日読了時間: 3分夢見るバレリーナLINEの着信に、どきっとした。 関わりを避け、あえて距離をおいてきた人からのメッセージだった。 「バレエの発表会、よければ観にきてもらえませんか?」 その人の娘さんの発表会へのお誘いだった。 どうして私に…? かけひきのだらけの母親同士のつき合いにウンザリしていた私は、相...
カトウ2016年8月10日読了時間: 4分囚われの想い※この物語は前世退行を元にしたフィクションです。 酒場のカウンターで飲んだくれている男が、不機嫌そうにこう言った。 「ダンスを踊って金を稼いでこい。」 盛り場に10歳の黒人少女がいた。 振り向きもせずそう話すのは、少女の父親。...
カトウ2016年7月8日読了時間: 4分The gateway※この物語は前世退行を元にしたフィクションです。 最近、ちょくちょく過呼吸に苦しんでいる。 原因が何かは、よく知っている。 どうして自分はこんなことを続けるんだろう。 多分それは、できるようになりたいことがあるから。 でも、もう限界。コーチと合わない。...
カトウ2016年6月14日読了時間: 2分魔法の手《Pure Styleさん》なんだかわからないけど調子が悪いな~(・ω・`*) 病院?…整体?…いや、なんか違う。 って思ったときに、ちょくちょくお世話になっているお店がある。 以前、設備会社勤めの知人がこう言った。 「あなたの仕事はポンプと同じだね。」...
カトウ2016年6月7日読了時間: 3分通り過ぎる愛※この物語は前世退行を元にしたフィクションです。 ドイツの中心地から遠く離れた場所。 カラカラに乾いた広大な土地に、ぽつんと一軒の家があった。 家の前には真っすぐな道がある。 道は、はるか遠くに見える山並みと、その向こうにある町まで続いている。 道の上に立つ一人の少女。...
なずさん2016年5月31日読了時間: 1分にっくき毛玉なずです☆U^ェ^U ちかごろあついですね! なずは、あつくなると毛が抜けます。 なずには冬毛はありません。 そういうタイプのわんこです。 それなのに、抜けます。 あつくなると、ヒフがヒメイをあげてダツモウする、そんなタイシツなんです。...
カトウ2016年5月25日読了時間: 3分インナーチャイルドの待ち人あるクライアントさんのお話しから。 小さい頃、お祭りの屋台でおもちゃをおねだりした。 いとこは買ってもらってた。 でもお母さんは、私には「ダメ」って言った。 悲しかった。 そんな過去の出来事をふと思い出し、旦那サマにお話したそうです。 すると旦那サマ...
カトウ2016年5月15日読了時間: 4分たった一つだけやり残したこと※この物語は前世退行、胎内退行を元にしたフィクションです。 大昔、何百年も前。 南アジアの小さな町の中、痩せた初老の男が歩いていた。 せっかく久しぶりに町に来たのだから、少し町を巡ってみようかな。 ふらりと散歩でもするような感覚で、町を歩いた。...
カトウ2016年4月17日読了時間: 4分許されざる者※この物語は前世退行を元にしたフィクションです。 体が痛い。ここしばらく、刃物を突き立てたような痛みが続いている。 胃のあたりには、グルグルと渦巻く何かに飲み込まれそうな、おかしな感覚がある。 仕事も何もできたものじゃない。...